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麻しん(はしか)に注意しましょう

ページID:0009434 更新日:2024年3月18日更新 印刷ページ表示

国内では、麻しん(はしか)の感染事例が報告され、今後の感染の広がりが懸念されています。

麻しん(はしか)とはどんな病気?

麻しん(はしか)は感染力が極めて強い感染症で、麻しんウイルスに対する免疫がない方が感染した場合、ほぼ100%の方が発病するといわれています。乳幼児では肺炎や脳炎などの合併症を併発することもあり、重症のときには死に至ることもあります。

 次の表を参考に発症が疑われる時は、登校や出勤などを控えて、他の人との接触を避けて、早めに受診してください。

麻しん(はしか)とは
特徴

感染力が強く、発症率も高い

感染経路

飛沫感染、空気感染

潜伏期間

約10から12日間

症状

  • ​カタル期 発熱(38℃前後)、せき、鼻汁など風邪様症状
  • 発疹期 一時発熱が下がり、再度高熱(39から40℃)、赤色小斑状発疹が顔から全身に広がる
  • 回復期 体温が落ち着き、発疹は色素沈着し消退、回復に向かう

伝播可能期間

発病1日前から解熱後3日間(もしくは発疹出現後5日目)まで

予防方法 予防接種

治療

安静と対症療法

疑わしい症状が出た場合

 麻しん患者との接触や流行国への渡航後など感染のおそれがある場合は、3週間後まで毎日、体温測定を行うなど、体調の変化に注意してください。
 37.5℃以上の発熱や、せき、発疹など麻しん(はしか)を疑う症状が出た場合は、他の人との接触を極力避て、早めに医療機関に受診してください。
 なお、医療機関を受診される場合は、事前に電話で「麻しんに感染しているおそれがある」ことを伝え、受診の仕方を確認してから受診してください。
 
(医療機関で他の患者さんへの二次感染防止対策をとってもらうためです。)

現在の日本と世界の状況

 国は、平成20年に「麻しんに関する特定感染症予防指針(以下、指針)」を策定して麻しん排除に取り組んできた結果、WHOは、平成27年3月27日に日本を麻しんの「排除状態」であると認定しました。(「排除状態」とは、国内に土着する麻しんウイルスによる感染が3年間確認されない状態です。)

 しかし、海外においては、麻しんが流行している国もあり、国内においても、麻しん流行国で感染した方が帰国後発症し、感染を拡げてしまう事例が報告されています。

 麻しんはワクチンを接種することにより予防できる病気であることから、麻しんにかかったことがなく、ワクチンを接種したことのない方は、予防のためにもワクチン接種をしていただきますようお願いします。

予防接種について

麻しんは感染力が極めて強く、空気感染するため、マスクなどでは防ぎきることができません。そのためワクチン接種が唯一の予防法です。予防接種の対象者の皆さんが、確実に2回接種することで発症を防ぎ、病気を排除することができます。

 2回のワクチン接種歴がある場合は、高い確率で感染を防ぐことが可能です。万一発症した場合でも、症状は軽く済み、また他の人への感染力も弱いことが知られています。

子どもの予防接種

定期接種対象のお子様は公費(無料)で接種していただけます。対象の年齢になれば、できるだけ早めにワクチン接種をしましょう。

 1回接種のみでは免疫がつかなかったり、免疫が持続せずに麻しんにかかってしまうことがありますが、2回の接種で98~99%の子どもに免疫がつきます。

定期接種対象者(無料で接種できる年齢)
1期 生後12か月から生後24か月に至るまでの方(2歳の誕生日の前日まで)
2期 小学校就学前の1年間(年長児)

定期接種以外の方は

定期接種以外の方は任意での接種になります。特に流行国へ渡航予定があるときなどには、抗体価の低い方は任意での予防接種をご検討ください。

生まれ年とワクチン接種状況
生年月日 麻しんワクチン接種状況
昭和47年9月30日以前の生まれの方 定期接種が行われていませんでしたが、自然に麻しんに感染し免疫がある人もいます。
昭和47年10月1日から平成2年4月1日生まれの方 1回の定期接種の対象でしたが、免疫が十分でない方もいます。
平成2年4月2日以降の生まれの方 定期接種2回接種の世代です。2回の接種歴があればほとんどの方は十分な免疫をもっています。

平成2年4月2日以降の生まれの方について、網走市では接種機会を逃した方向けの接種費用助成制度があります。詳細は保健衛生係(保健センター)へお問い合わせください。

麻しん患者との接触が考えられる場合

患者との接触から3日以内に麻しん含有ワクチンを接種すること、または4日以上6日以内であれば免疫グロブリン製剤(血液製剤)の注射を行うことで発症を予防出来る可能性があります(ただし、投与にあたっては医師との十分な相談が必要です)

患者との接触が考えられる場合は医療機関にご相談ください。